アメリカ西海岸 旅日記
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アメリカ西海岸(ロサンゼルス、サンフランシスコ)でのちょっとした思い出話です


旅行データ

  時期・・・高校生の春休み。初めての海外、修学旅行代わりに実施された

  期間・・・約1週間。

  場所・・・ロサンゼルス(ユニバーサルスタジオ含む)、サンフランシスコ(ホームステイも・・・)

  食事・・・ 日本食が恋しくなるに違いない

  治安・・・日本とは違うだろう。LAの空港がちょっと怖かった。

  交通・・・車は欠かせません!




旅コラム

    もくじ

あの有名刑務所へ行こう

アメリカで一番美しい街

日本の恥・・?

トイレまでの道のり

靴のままでおじゃましま

一番美味しかったもの

  アメリカ西海岸で遭遇した未知なる体験。

思い出、事件・・・。

 

アメリカに行きたくなるかどうかは保証しません(笑

 










その1 有名刑務所へ行こう



予習:次の映画を見てから刑務所に行くこと。映画としても良い作品なので是非。

★告発(1994・米) 
出演 クリスチャン・スレ―ター、ケビンベーコン
おすすめ!!!泣けます。実話を元にした話です。

ケビンベーコンの演技が光る。

★アルカトラズからの脱出(1979・米)
出演 クリント・イーストウッド
アルカトラズかの脱走に挑む男達の話。こちらも実話がもとです。

刑務所内が詳細で行く前にはチェックしたい。






 

 サンフランシスコの観光スポットフィッシャマンズワーフの沖3メートルの場所にある断崖絶壁の島。
ここにはかつてマフィアの帝王、アルカポネも収容された、という刑務所があった。
アルカトラズ島。

泳いで渡れそうなのだが、潮の流れが速く水温も冷たい為、脱出は不可能と言われていた。

そんな島に潜入!



フェリーで島にはいる。サンフランシスコの街を望める。景色が美しい!

えっちらおっちらと階段を登り刑務所に入所。

ヘッドホンステレオを身に付け、いざスタート!日本語の案内に従い中をうろうろ。

そこはめったに見ることの無い刑務所内部。

独房がずら〜〜っと並んでいる。トイレで記念撮影。アルカポネの独房も再現されており、マフィアのボスを思う。映画「アルカトラズからの脱出」を見た人には、それに関わる部分も残されており、たまらない。



希望者には



完全防音の独房に30秒間入れてくれるツアー

があるらしい・・。なんだか恐ろしい・・。



ここで買ったお土産 Tシャツ。

父が「Alcatraz」とでっかく書かれたそれを着ている。

英語だとなんだか格好がいい。

が、実は日本語だと

「府中刑務所」

と書かれているTシャツを着ているようなものか・・・。








その2 アメリカで一番美しい街





 アメリカで一番美しい街。

それはサンフランシスコではないだろうか。

と言っても、私がアメリカで訪れた街は「ロサンゼルス」と「サンフランシスコ」だけなのだが。



それでも、やはりこの街が一番美しいだろう。

坂が多く景色は最高。

美しい町並み。

そして治安も良い。



そして、ゴールデンゲートブリッジ。

今から60年以上前にこの橋が出来ていたなんて。

ここで写真を撮ると誰もが名カメラマンになれる。








その3 日本の恥?





 サンフランシスコの郊外で私はホームステイをした。

両親と娘二人の4人家族の家庭。

悩んだのは、持っていくお土産。

持っていくとしたら日本っぽいものか・・・。

しかし、身の周りに「ザ・日本」なんてものは・・。



悩んだ末、

近所の100円ショップで日本っぽい伝統玩具みたいなものと、家にあった折り紙を持っていった。



事前に送られてきた自己紹介の用紙に折り紙が好き、みたいなことが書いてあったのだ。



私が持っていたちょっと変わった柄の折り紙は、凄く喜ばれた。

なんだ、それなら折り紙を大量に持ってくればよかったな、と思っていたら



折り紙を教えてほしい



とのこと。

困った・・・・・・。

折り紙なんて幼稚園以来折ってないぞ。

当時はいろいろ折り方を知っていたが、それでも私は手先が不器用。



しかし、私は日本人だ。

きっと彼女達は日本人は折り紙ができる、と思っているに違いない。



私は脳ミソをフル回転させた。幼児期の遠い遠い記憶の引き出しを開ける。何が折れるだろうか・・・・・・・。

考えてみても、今私が折れるのは鶴くらいしかない。それも、完璧にできるかどうか怪しいものだ。「鶴」を和英辞典で調べ、それを告げる。



が、鶴は折れるらしい・・・・



結局、いつの間にか私は

アメリカ人である彼女に折り紙の折り方を教わっていた。



私は日本人の面目を保てなかった。でも、折り紙なんて普段やらないもんなあ(言い訳)。日本人にはなんでもないものでも、アメリカ人にとっては「折り紙」というのは日本の珍しい伝統文化なのだろうか?








その4 トイレまでの道のり





 ホームステイ先の家、もちろん日本のようなお風呂場・洗面所・トイレというような分けられているものではなかった。

バスタブはなかった。

トイレの側にシャワールームがあった。バスタブはなかった。

それとは別の場所に、つくりかけの部屋があった。

そこにはバスタブ、トイレがある。なんとそこの家のお父さんが、暇を見つけて自分で作っていたのだ。

日曜大工にしてはプロ級ではないか!!

我が家でそんなことをしたら大変なことになるに違いない。



だから、滞在中つかったバスルームは、以前からあるほうであった。

しかしだ、夕方気づいたのである。



リビングから廊下を通りバスルームに行くのだが、その間に部屋を通らなければならなかった。

その部屋にはベッドが置いてある。

そう、寝室だ。



つまり、寝室を通らなければトイレに行けないのだ



まもなく、その部屋の主が判明した。

そこの家のお父さん・お母さんの寝室だった。

私は慌てて寝る直前にトイレに行った。



明け方、私は目が冷めた。

まだ、外は薄暗い。窓から見えるのは庭。緑が多く、鳥の鳴き声も聞こえる。一瞬、いつもの私の部屋でないことに驚く。寝ぼけなまこで周囲を見渡す。そうだ、ここはアメリカだった・・。

家の中はし〜んとしていた。まだ時間が早い。ふと、トイレにでも行こうかな、と考えた。



扉の前で気づいてしまった。

そうかトイレに行くということは、夫婦の寝室を通らなけらばいけないのか・・・・・・。

自分の家ならずかずかと足を踏み入れる、しかし、ここはアメリカ。

ダブルベットで、しかもバスローズ姿で寝ている夫婦の寝室に入る勇気はない。



私は再びベッドにもぐった。トイレに行きたいというのが切実な状態じゃなくて本当によかった。








その5 靴のままでおじゃまします



 

 映画で見る外国の家。靴のままでの生活。立派なソファー。暖炉。物が多く床でごろんと横になってる我が家の現実とは違いなんだかリッチだ。

ホームステイ先も例外ではなかった。

靴のままで家に入るのだ。

気分は映画の中である。アメリカ映画に入り込んだみたいだ。

それと同時にちょっといけないことをしている気分だ。なぜだか私はそ〜っと歩く。リビングに立派なじゅうたんがひかれていた。

私はためらった。こんな立派な絨毯を土足で踏んでいいのだろうか?

そんな私を見て、ホストマザーは

「そこも靴のままでいいのよ」(私の勝手な日本語訳・多分こんなことを言っている)

とのこと。

ドキドキしながら未開の地を踏み入れた。



しかしだ、時間が経つにつれ、家族は裸足でくつろいでいるのである。

靴を履いていたかと思えば、さっき履いていた靴はいつの間にかそのへんに置いてあるのである。



「靴、ぬいでもいいよ。めんどくさいでしょ」(勝手な訳・第二弾)



とその家の娘さんが言った。

これが映画の世界の現実か・・・・。結局靴を履いたまま生活するのは、現地の人にとっても面倒なのか!

靴を履いているのは正直、面倒だった。

私は素直に脱いだ。



が、しばらくして私は現実を知ることになる。



ふと、自分の足の裏を見た。

裸足で家の中を歩いている私の足の裏は、見事なくらい真っ黒になっていた。

そうか・・

考えてみたら靴で生活していたんだ・・。

外のトイレもこの靴だった。私の脳裏に○○菌、××菌という名前が浮かぶ。

外の汚れが床についているかと思うと、私は裸足でいられなくなった。



結局、最後には靴のまま生活しているのは、日本人の私ひとりだった。








その6 一番美味しいもの





旅行中、私は毎食のように、ホットケーキ・ハンバーガー・ピザを食べていた。ホームステイ先の日常生活の食べ物がこれなのだ。ジャンクフードばかり。ハンバーガーなんて二度と食べるか!というくらい私の胃はジャンクフードでやられていた。

そんな時にロサンゼルスのユニバーサルスタジオに入った。

はいるときチラシをもらった。日本語でこう書かれていた。

「おにぎり、味噌汁など日本食あります」

同じくジャンクフードはこりごりと言っていた友人達。その瞬間、昼のメニューは決定した。

お昼は日本食だ!!味噌汁が恋しい!!



お昼時、日本食が売っている売店へ行った。

友人たちと「おにぎり」は英語でなんと言うのか、「味噌汁」は「ミソスープ」か?と必死に考えた。

私たちの順番が来た。さあ、考えた英語を使おうじゃないか!

しかし、店員は日本人だった・・・・。



周りを見渡せば、その売店の周りで食事をしているのは全員日本人だった。

すでにそこはアメリカではない。まるで日本だ。

日本で食べたらたいして美味しくないおにぎりと味噌汁だったが、そのときの私や友人にとっては、アメリカに来て一番美味しいと感じた食事だった。



しかし、外国に来ても、日本人はやはり日本食からは離れられないのだ。繁盛しているだろうその売店が物語っていた。






   
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